カップリング・パーティーに参加しました。
というワケで昨日、2011年2月20日、某所で開催されたカップリング・パーティーに参加してきました。
このようなパーティーに参加するに至ったキッカケは単純です。
ただし、婚活をしている多くの方のように「出逢いを求めて」いたのではなく、『話のネタ』と『人生経験のリスト』を増やすために、仲の良い同僚と意気投合して「婚活パーティーに行こう!」という話が盛り上がり、こうして人生初となる『婚活』を体験してきた次第です。
今回、参加者は皆30代前後で、つまり全員俺と同世代の方達。
男女問わずいろんな方々のお話を伺って、参加者の方の婚活事情、または恋愛事情や、結婚観、恋愛観、出逢いに関する悩みなどを聞き出し、『男と女の現実』を垣間見ることができました。
参加費は、男性が5,000円程度で、女性は無料。
当初はいつも通りのラフな格好で行くつもりでしたが、男性はスーツ着用だと1,000円割引とのことで、俺たちを含め、全員がスーツ又はジャケット姿でした。
当初、このようなパーティーに参加するのは『ナンパもできない男性』や、『ナンパもされない女性』だという偏見を持っていましたし、その他にも婚活パーティーに対する否定的な感覚を抱いていましたが、そのような固定観念を払拭することができたという点で、とても価値ある経験でした。
さて。
参加者ほぼ全員に共通するのは、やはり「出逢いが無い」という悩みのようです。
だからこのようなパーティーに参加しているので当然ですよね。
理由は様々でしたが、職場環境や勤務時間が大きな原因で、普段から異性と接する機会が少ないと、多くの方が口を揃えて語っていました。
男性の方で1人、男である俺から見ても、ルックスも、性格も、職業も収入も申し分なく、「あなたはこんなところに来なくてもたくさん出逢いがあるんじゃないですか?」と言いたくなるような素敵な方が参加していました。
そんな男性でも、やはり女性との出逢いには困窮しているようで、カップリング・パーティーに参加したのは今回で既に3度目とのこと。
真剣に結婚相手を探すために奔走しているとのことでした。
女性の方々も同様で、俺が目を付けた一番輝いていた方でも、普段なかなか良い男性との出逢いに恵まれないと嘆いていました。少なくともこのようなパーティーに参加してくる以上は、「出逢いを求めている」ということは確かです。
しかし、女性が語る「いい男がいない」や「出逢いが無い」というような悩みは、そもそも恋愛経験の少ない女性の貧弱な恋愛観に起因する問題だというのが俺の見解です。
そもそも多くの女性は、既に彼女や恋人、配偶者のいる男性を自分の恋愛対象から外してしまう傾向があります。
簡単な市場の原則で、「良いモノは先に売れていく」のですから、『彼女がいない男性』、『フリーの男性』の中から『イイ男』を探し出し、そんな男性と出逢おうと夢見ても、その願いが叶うことはありません。
解決策は、『既に彼女がいる男性の中から自分のパートナーを見つけること』です。それも、1人や2人ではなく、10人くらいの男性をターゲットにすること。
1年も経てば、その10名の男性のうち半数は既存の彼女と別れてフリーになります。
普段からアプローチを続けていれば、ターゲットの男性がフリーになったとき、自分に誘いが来る可能性が高まり、見事に『イイ男』を手中に収めることができるワケなのですが、ガチガチの固定観念や既成概念に縛られた女性たちは、恋愛においてもなかなか柔軟な発想ができず、男性を虜にするための効果的な行動をとることができない。
カップリング・パーティーに参加しても、そこに現れるのは基本的に『彼女がいない男性』ですから、その中から『イイ男』を探し出そうと思ってもなかなか難しいし、そもそも狩りを行うフィールドを間違っている、と言えます。
とにかく、男女ともに『出逢いが無い』というのは致命的な問題です。
しかし、『カップリング・パーティーに参加する』というのは、安易で、成功確率(性交確率)も低く、素敵な異性と出逢える見込みも薄く、優れた解決策ではないと思うのですが、読者の方はどうお考えになるでしょうか?
このカップリング・パーティーは二部制で、前半と後半に別れていました。
前半は1対1での面接のような形で、一通り全員とプロフィールカードを交換し、5分程度の短時間で相手の第一印象と相性を見極めます。
後半はフリータイムで好きな相手と交流できて、比較的自由な雰囲気で進行していきました。
その前半、面接形式のプロフィール紹介のときに、1人の女性を怒らせてしました。
その女性は、俺がプロフィール交換した最後の女性でした。
プロフィールカードには、名前や生年月日、年齢や住所、趣味、職業、年収などの情報が記載されていて、その情報を元にお互いをPRするという設定になっているのですが、そんなプロフィールカードを見るより、目と目を合わせて会話をし、コミュニケーションを図ったほうが良いと考えていた俺は、その女性に「こんなプロフィールカードなんて見ないほうが楽しめると思わない?」と言って、彼女から渡されたプロフィールカードを伏せる仕草をしました。
すると彼女は強く俺を睨み、眼光を光らせて、「それって私に興味が無いってコトですか?」と鋭い口調で言い放ちました。
あれ?
なんか誤解させちゃったかな?と思い、「いや、そうじゃなくてさ、こんなカード見るより、『下の名前は何ですか?』って訊いたり、『お仕事は何をしているの?』とかって直接聞いたほうがコミュニケーションが図れると思うし、そのほうが楽しいと思うんだよね」と弁解しました。
彼女は言いました。
「初対面なのに失礼だと思います!」
続けて、「せかくプロフィールカードがあるのに、それを見ないって有り得ないと思いませんか!」とか、「初対面なのに、女性にはいつもそんな態度なんですか!」とかナントカ。
本心では、「その台詞はソックリそのまま貴女にお返しします」でしたが、穏便に会話を進めようと思ってなんとか彼女の誤解を払拭しようとしましたが、機嫌を損ねた彼女はそのまま俺から目を反らし、驚くことに、制限時間まで俺の言葉や質問を完全に無視し続けたのです。
最後の2分間は2人とも完全に沈黙していました。
確かに、俺の言動は軽率だったかもしれないし、彼女にとっては不愉快で馴れ馴れしい態度だったのかもしれないと反省しました。
その後のフリータイムになると、彼女は露骨な態度で俺に背を向け、部屋の隅で1人の男性と話をし始めていました。
俺は事の一部始終を同僚に報告。
彼に「原さん、すぐに謝ったほうがいいですよ」と言われてハッと我に返り、すぐに身をひるがえして怒らせてしまった女性に近づいていきました。
彼女は他の男性と話していたので、まずはその男性に軽く挨拶して、ちょっとだけ会話の邪魔をすることを詫び、「実は、さっきのプロフィール交換のときに、この子のことを怒らせちゃったんですよ。ちょっと謝らせてください」と説明しました。
その男性は「ホントですか!?」と驚き、笑顔を見せて「わかりました」と言って、その場から少し離れてくれました。
そして彼女に向き合い、「さっきは本当にゴメンなさい。正直言って、機嫌を損ねちゃった原因がまったく分からないんだけど、俺に非があるのは確かなんで謝るよ」と謝罪。
彼女は俺を完全に無視。
最後に一言だけ、「ホントに、ゴメンなさい」と言い残し、俺はその場から離れました。
そして、先ほどまで彼女と話していた男性のもとに向かい、隣に座ると、俺が謝罪と感謝の言葉を述べるよりも先に、その男性が口を開きました。
「あのコは変わってるんですよ」
俺の頭にはクエスチョンマーク。
「知り合いなんですか?」と俺。
「もう、何度も会ってます」と彼。
聞けば、その男性はこのカップリング・パーティーの常連で、例の彼女も同じく、何度も参加しているので、「顔見知りですよ」と教えてくれました。
彼曰く、「毎回誰かとカップルになって帰って行くんですけどね、それでもまた何度もこのカップリング・パーティーに来るんですよ」とのこと。
俺は「サクラ、ですかね?」と訊きました。
彼は「それは無いと思うんです。この主催者はサクラを使いませんし、でも、あのコはホントに変わってますよ」と語っていました。
参加していた1人の男性が、「やっぱり、こういうパーティーにはよく参加されるんですか?」と訊いてきました。会場での俺の振る舞いを見てそう思ったそうですが、「初めてですよ」と俺が答えると「ホントですか?」と驚きの表情を見せ、「私はもう何度も参加してますけど、こういう場はさすがに馴れなくて。自分を装って女性と接するのはとても疲れますね」と語っていました。
ちょっと不憫に思ったので、俺は彼に『秘訣』の一部を伝授することにしました。
「あぁ。そりゃあ本来の自分の姿を隠して、表面的に取り繕って女性と接していたら、誰だって疲れますよ。俺、さっき、あそこにいる女の子のことを怒らせちゃったんですけど、怒らせちゃうリスクとか、嫌われるリスクがあったとしても、最初から本来の自分をさらけ出したほうがいいと思いますよ。それで嫌われたとしても、自分とは性格も合わない、理解もしてくれない、縁のない女性だということですし、俺は初対面でもガンガン下ネタ炸裂させて、それで引いてっちゃう女の子は最初から恋愛対象外にして、それ以上追いかけることはしません。逆に食らいついてくるような女性だったら、『本来の自分』ってやつをさらけ出してなお、興味を持ってくれる女性だったら、付き合ってみる価値があるということです。俺はそうやって『篩(ふるい)にかける』作業を繰り返してターゲットの女性を見極めていきますけどね。
それに何より、最初から本性さらけ出して全裸になっちゃうくらいの勢いのほうが楽しいですよ。嫌われたらしょうがない。でも、興味を持ってくれた女性なら確実に喜ばせることができますし…」
彼は、まるで「弟子にしてください!」とでも言いたそうな眼差しで俺を見つめ、真剣に俺の話に耳を傾けてくれていました。
事実。
参加した半数の女性から「ホントに彼女さんとかいらっしゃらないんですか?」という質問を受けました。
お約束通り、その質問には「あぁ、いっぱいいるよ」と応えました。
目を丸くして閉口し、言葉を失い、「鳩が豆鉄砲を食らった」的な唖然とした表情を見せる女性たち。
一瞬その場の空気が凍りますが、そのような呆気に取られた女性の表情を見るのは、俺にとってはある種の快感です。
先ほども語ったとおり、俺は敢えてこのような過激な言葉を使うことで、女性たちを「篩(ふるい)にかける」作業を水面下で行っているのですが、その真意を悟る女性は極めて稀で少数です。
つまり、この手のジョーク(真実ですが)に付き合ってくれたり、面白がって身を乗り出して「どんな彼女さんたちですか?」とか「羨ましい!一夫多妻ですね!」などという反応を返してくれない女性は、俺が求める理想の女性の条件の1つ『コミュニケーション能力が卓越していて会話が面白く、下ネタにも付き合える女性』に当てはまらないので、その時点で恋愛対象から外します。
他にも「俺は恋愛至上主義ではないですよ。セックス至上主義です」とか、「裏表の無い性格だと自覚していますが上半身と下半身では人格が違います」というような台詞を公の場で大きな声で語ります。
もちろん、怪訝な表情を見せたり明らかに嫌がる女性がいますが、そういう女性を自分から遠ざけることで、逆にその手の会話にノレる女性を惹き付けていることになっているというのが、これまでの経験から裏付けた分析の結果です。
最後に。
今回、一緒に参加した同僚が見事に、俺が目をつけていた『一番輝いていた女性』とカップル成立しました。
俺のほうは、残念ながら誰ともカップル成立には至りませんでした。
会話した全ての女性に過激な発言とネタを披露していましたし、これは当然の結果でしょう。
『真剣な出逢い』を求める彼女たちは、軽卒な言動を繰り返す俺を「相応しくない」と判断したはずです。
俺の隣にいた、やはりカップル成立には至らなかった男性が、「今日はヤケ酒します」と言って、肩を落として帰っていきました。
当初は彼を誘って飲みに行ってもいいな、くらいのことを考えていたのですが、『ヤケ酒』という言葉と悲観的になっている彼の態度が俺を思いとどまらせました。
俺にとっての、人生初のカップリング・パーティー。
カップル成立には至らず、当初の目標だった『2時間でお持ち帰りする』ことも実現しませんでしたが、これは俺にとって、失敗ではなく、大きな成功体験の一部です。そして性交体験の一部です。いや、性交にも至っていませんが。
とにかく、俺にとっては祝福すべき出来事。
初対面の男女の前で、全力で自分をさらけ出し続けた記念すべきイベントでした。
楽しかった!
新しい人生経験のリストが増えた!
多くの出逢いに乾杯!
そして読者であるあなたへ。
乱文にお付き合いくださり、どうもありがとうございました!
多謝!
一勢でした!
PS。
カップリング・パーティーには二度と参加しません。
完。