Angebrisa / アンジェブリッサ
ウェディング・チャペルも併設するレストラン『Angebrisa』(アンジェブリッサ)へ。ディナーです。
…というよりも、レストランを併設する結婚式場、と言ったほうが正確か。(笑)
http://www.angebrisa.com
ここは、「つくば」では数少ない、グランメゾンのひとつ。
駐車場から店内まで、美しくライトアップされ、期待が高まります。
今回は、駐車場から、フロント・スタッフの方にレストランの入り口までエスコートしていただきました。
内側から開く扉。
物語のスタートです。
間接照明が効果的で、広くセッティングされたテーブルは、高級感をさらに高めるます。
グランド・ピアノ、キャンドルの炎。演出の技の妙。
ギャルソンに案内され、一番奥のソファー席へ。
隅であるが、店内のすべてを見渡すことができ、しかも周りからは目立たない。
おそらく、いちばんの上座ですかね?
ゆったりとしていて心地よい。
ディナー・コースは、
3,800円
4,600円
6,000円
の、三種類。
メニュー表はなく、ギャルソンが口頭で説明してくれました。
今回は、4,600円のコース × 2人分 をチョイス。
さらに、食前にグラスでシャンパーニュを。
銘柄は「Duval Charpentier デュバル・シャルポンティエ」
リッチな泡です。「ドン・ペリニョン」にも匹敵する旨さだ。
前菜は、
■「サーモンのカルパッチョ アスパラガス添え」
厚めのスライスにしたノルウェー・サーモンに、トマトが入ったドレッシング。
歯触りが良い太めのアスパラガスが美味。
■「鴨胸肉のローストと焼き葱 オレンジのヴィネグレット」
いわゆる「鴨葱」。
この料理が、今回の食事で一番美味しかった。
早速、自分のレパートリーにも加えよう!
奇麗に、ロゼに焼き上げた鴨の胸肉。
厨房の丁寧な仕事が垣間見れる。
長葱をグリルし、旨味を最大限に抽き出し、薄くスライスした鴨の下に添えてある。
白ワイン・ヴィネガーとオレンジ・ジュースを混ぜ合わせたようなヴィネグレット・ソースが、全体を纏める。
スープは、
■「人参のポタージュ ホタテ貝のポワレを添えて」
まず、人参のポタージュが先に用意され、
続いてテーブルを担当してくれているギャルソンが目の前で帆立貝をポワレしてくれる。
焼き加減はもちろん、レアで。
「めっちゃ生に近く!」 と要望。
フライパンに薄くオイルを流し、片面だけ焼く。
仕上げにブランデーでフランベ。
暗めの店内に燃え上がる炎。
派手な演出。
人参のポタージュは濃く、甘みがあり、非常に美味。
シャンパーニュがなくなったので、
グラスで、赤ワインを所望する。
お勧めのものを二種類、紹介していただいた。
ひとつは、「バローロ」
そして「ボルドー・シュペリオール」
銘柄は忘れた。
結局、頂いたのは「ボルドー・シュペリオール」
ボトルを開けた時点で、既に香りが漂ってきた。(驚)
ミディアムボディで、飲みやすい。
ゴクゴクいける感じ。
続いて魚料理
■「的鯛のポワレ トマトとバジル、二色のソース」(*写真 1)
■「鱸のグリル 季節の野菜を添えて」
メイン料理
■「イベリコ豚のロースト ラタトゥイユ添え」(*写真 2)
実は、イベリコ豚を食べたのは今回がはじめて。
俺、時代に乗り遅れているな…料理人なのに…と、ちょっと反省。
でも、ある程度予想していた味だった!
ウン! ウマいなー。 イベリコは。
そういえば、カウンターの上にも生ハムがあった。
たぶん、「ハモン・イベリコ」だったと思う。遠目に見てたからよくわからなかったけど…。
■「牛テールの赤ワイン煮込み クレピネット包み」
クラシックな一皿。
煮込んでいる途中で失われた脂肪分を、クレピーヌ(豚の横隔膜)で補う。
伝統的な手法。
…しかし味付けはコンテンポラリー。
ソースも軽く仕上げていて、かつ、赤ワインの風味も活きている。
「目が覚める」 …そんな一皿だ。
メインのデザートの前に、プレ・デセール
■「赤いフルーツ カシスのクーリ 生クリームを添えて」
オシャレな皿にフレッシュな苺、ラズベリー。
生クリームの上に、ミントの葉が一枚あしらってあり、写真を撮るのを忘れるほど美しい。
デザートは、ワゴンよりチョイスできる。
■「ラムレーズンのホワイトチョコレートがけ」
■「洋梨のムース」
■「木苺のムース」
■「ブランマンジェ」
■「ラムレーズンのプディング」
■「ストロベリー ショートケーキ」
一皿は、
「ブランマンジェ」と「ラムレーズンのプディング」
そこに
■キャラメル・アイスクリーム を添えて。
もう一皿は、
「木苺のムース」と「洋梨のムース」
■「苺のシャーベット」を添えて。
こちらは、スペシャル・ヴァージョンで盛り付けしていただいた。(*写真 3)
「キャラメル・アイスクリーム」、「苺のシャーベット」は、
俺が作るものとほとんど同じだった。
シェフの マリオさんは、一度俺のお店に来ていただいたことがある。
Joel Robuchon の「Jamin ジャマン」でも働いていたことがあるらしく、その頃の思い出話をお伺いした。
Jamin…。
はじめてフランスに行ったとき、Joel Robuchon の味も体験したかったが、既に閉店していて、ちょっと残念な思いをした。
その「Jamin」で働いていたことがあるのかぁ。。。
『羨望』、です。
フレンドリーなギャルソンの方のサービスもあって、
素敵な一夜を過ごすことができました。
会計は、13,200円。
ご満悦です。
そういえば、俺がまだ見習いだった頃、師の一人に言われたことがある。
料理は正直者だ。 だから、出来上がった料理を見れば、その料理を作った人の性格までわかる。
今宵、アンジェブリッサで体験したマリオさんの料理の数々。
それは、マリオさんの人柄を表すように、優しかった。




