最も重要な栄養素は?
問題です。
俺たち人間にとって、最も重要な栄養素は何でしょうか?
ちょっと曖昧な質問ですが、是非考えてみてください。
各種『ビタミン』や『ブドウ糖』や『蛋白質』あるいは『愛』と答える人もいるでしょう。
「俺たち人間にとって、最も重要な栄養素は何でしょうか?」…この問いに対する俺の答えは次の通りです。
人間の身体を構成する要素、エネルギー源としても使われる重要な栄養素が3つあります。
糖質・脂肪・タンパク質です。
これらを失ってしまうと、俺たちは活動のエネルギーを得られないため、一見すると『最も重要な栄養素』の1つであるかのように思えます。
しかし実際は、これらのエネルギー源を 50%以上失っても、俺たちの生命にはまったく別状はありません。
しかし、20% 失っただけで死に至る要素があります。
水分です。
俺たち人間の身体の大部分を占める水分。
糖質、脂肪、タンパク質は、50%失ってもまったく命に別状がないのに対し、水分は 20%失っただけで死んでしまう。
では、水分が一番重要な要素なのでしょうか?
答えは ノー。
『それ』を失うと、数分間も命をつなぎ止められない物質が存在します。
酸素です。
『一勢の栄養学』において、最も重要な栄養素は、つまり。
一位:酸素(O2)
二位:水分(H2O)
重要どころか、絶対に必要です!
数年前になりますが、『死』を意識したアクシデントがありました。
19歳の頃、一週間ほど風邪を拗らせていた(もしかするとインフルエンザだったかも)ときのことです。
体調は最悪。
頭痛、目眩、吐き気、悪寒、あらゆる症状があったのですが、そのときはかなり無理をしていて、フツーに仕事に行き、平然を装っていました。
ある日の帰宅途中。(後日、上司から聞いた話ですが、その日、俺の顔色は文字通り『紫色』だったそうです)
車の運転中に、それは起こりました。
はじめは指先がしびれだしてきたんです。
なんとなく「ヤバいな」という感覚がありました。
風邪のため、頭もボ〜っとしていて、疲れているし、早く家に帰って休みたかったため、そのまま車を運転し続けました。
しかしそのうち足の爪先も麻痺してきました。
手の指先と、足の爪先のしびれが、だんだん周囲に広がってきて、
「あ、ヤバい」と思ったときにはもう手遅れ。
ブレーキを踏んで車を止めるのもやっとで、全身が痙攣したようになり、指先や爪先など、身体の末端は完全に麻痺。しびれて力も入らない。
サイドブレーキを引くことさえもできなくなってしまったんです!
助けを呼ぶために、携帯電話で救急車(と、家族)に電話をしようにも、指先が震え、ボタンを押すことができない。
パニックですよ。
すっごい恐怖。
それまでの20数年間、そんな症状を患ったことはありませんでしたから。
車のサイドブレーキを引く力も出ない、携帯電話のボタンも押せず、助けも呼べない。
そして、腕に力が入らず、車のドアを開けることもできなかったんです。手が震えてドアの鍵さえも開けることができなかった。
完全に車の中に閉じ込められた状態です。
絶望しました。
「あ、俺、このまま死ぬかも」と、本気でそう思った。「多分、何かしらの訳のわからないウィルスに侵されたんだ。もし命が助かったとしても、このまま両手両足は使えないままだろうな」そんなことも頭をよぎった。
さて。
そんな絶望の縁でも、
あきらめの悪い俺はもがきます。
全身全霊の力を振り絞って、なんとか車のドアを開けることができました。
もちろん、立つことなどできませんから、運転席から道路に投げ出される格好で地面に倒れ込み、そのまま身動きの取れない状態に。
自分でも感心してしまうほど精神力は強かったようで、気持ちをしっかり持とうしますが、今にも意識を失いそう。
そしてさらに追い討ちをかける絶望。
助けを呼びたくても、声が出ない。
「助けて!」と叫びたいのに、俺の口から出るのは「ぜはぁっ!」というような息を吐き出すかすれた音だけ。
5〜600メートルを全力疾走したような感じで、苦しくて、呼吸をしているだけで精一杯。
数分後にタイミングよく車が通りかかり、運転手の方が救急車を呼んでくれて、人生初の『救急車で運ばれる』という体験をしました。
ちなみに、これも後日知ったことですが、偶然その場に通りかかり、救急車を呼んでくれたのは近くの消防署の職員の方で、『119』をプッシュせず、直接その消防署に電話をかけてくれたようでした。幸運でした。
病院に運び込まれた俺。診察の結果、病状は『脱水症状』と『過呼吸』の併発でした。
脱水症状に限っては極度のものだったようです。それもそのはず。
風邪で食欲がなく、ほぼ一週間、飲まず食わずでしたから。
さて。
その後も数日間、家で寝たきりになっていたのですが、
ちょうどこのとき、父は長期間、台湾に旅行に行っていて、俺の病状のことはまったく知らされていませんでした。
で、帰国した父が、開口一番に言った台詞が、
父:「一勢、お前、栄養失調なんだって!?」と。
脱水症状と過呼吸の併発です。
父の勘違いに呆れて絶句しました。
まぁ病名も似たようなもんですけど、さすがにこのご時世、日本国内で栄養失調なんてそうとうヤヴァいことなんじゃないでしょうか?
脱水症状は、栄養失調とは違います。でも、どちらにしても問題アリですけど。
今でこそ笑い話としてこのエピソードを語りますが、しかしこの出来事を通して、俺は真剣に考えました。『健康について』を。
そしてライフスタイルや健康に関する文献を紐解き、セミナーにも出席し、自分なりに研究し、健康とはどうあるべきかを模索しました。
当時、医者の卵だった友人が「現代医学では、『死んでないこと = 健康だ』」と語っていました。
その台詞には心から「間違っている!」と思いました。
お医者様は、病気の専門家ですが、必ずしも『健康の専門家』ではないことを実感しました。
病気ではないことや、死んでいないこと、= 健康。
そんなのは間違っています。
そんな低レベルな次元で「健康だ」なんて言いたくない。
そしてあるときから俺は、『健康』を次のように定義するに至りました。
健康とは。
燃え上がるエネルギー。
朝から晩までハイテンションで、エキサイトし続けられる爆発的なパワーを常に維持していること。
病気や疲れや怠惰や不安や恐怖やストレスや痛みとは無縁なこと。
毎日の生活を、人生を、100% あるいはそれ以上楽しみ、思う存分、飽きるほど満喫して、充実感や興奮、ワクワクドキドキや幸せ、達成感を感じながら、夢と理想、ロマンスの中で生きること。
それこそが健康である。
数年間の学習の結果得たキーワードは、『酸素』と『水分』でした。
俺たち人間は、一日のうちに、3〜4リットル、あるいはそれ以上の水分を必要としているといいます。
そして現代人の多くは、残念ながら、日常生活の中でそれだけの水分を摂取できていないのが現状です。
ちなみに、アルコールはもちろん、コーヒー、お茶、紅茶などは、ここでいうところの『水分』には当てはまりません。
なぜなら、それら嗜好飲料の多くはその成分により脱水作用や強力な利尿作用があり、水分を摂取していることにならず、逆効果だからです。
そう。現代人の多くが脱水症状であるといえます。
『喉が渇いた』という症状、はい。『症状』です。
「喉が渇いた」と身体が訴えていたら、それはもうオハナシにならない。手遅れの状態。
その時点ですでに病気です。
本気でそう思っています。上記のとおり、過去、脱水症状で酷い目に遭いましたから。
ある書籍によると、人間の細胞は純水で満たされている限り、常に健康な状態を保てるそうです。
水分によって、身体は浄化され、不純な物質を排泄することができます。
大量の質の高い水(not 水道水)を飲むこと。
水含率の多い食べ物、フルーツや野菜を意識的に大量に摂取すること。
たったコレだけのことが、健康に大きな影響を及ぼすことは議論の余地がないんです。
では、酸素、つまり有酸素運動についてはどうでしょうか?
これは様々な要素が絡んでくる複雑な問題(らしい)なので、ここではとりあえず、癌(ガン)について考えてみましょう。
ガン細胞は、身体の中で唯一、酸素がなくても生きていける細胞です。
健康な細胞は、酸欠状態になると、生き延びるために突然変異を起こし、ガン細胞に変わるそうです。
逆に、充分な酸素が供給されている環境下では、ガン細胞は複製することができないそうです。
エアロビクスが多くの病気の予防に繋がる所以です。
さらに精神安定にも効果があります。
もしあなたが、ちょっとした鬱や悩み、不安を感じたら、どうしますか?
チョコレートを口に放り込む?
それよりも、もっと素敵な精神安定剤を紹介します。
ジャージに着替えて、スニーカーを履き、2〜30分ジョギングしてくること。
気分はスッキリ、爽快です。
汗だくになって帰ってきて、服を洗濯機に放り込み、熱いシャワーを浴びる快感。
それは、チョコレートを口に放り込むよりも素敵な精神安定剤です。
ちなみに、『ベッドの上でのエアロビクス』が健康の秘訣であることも、多くの専門家の方々が認めるところです。
さらに、食事の前に深呼吸をすること、ヨガなどの実践により優れた呼吸法を日常に取り入れること。
その影響力を我が身を持って体験しました。
『過呼吸』と『脱水症状』の併発。
それは『酸素』と『水分』に関わっていた。
俺に死を意識させたあの出来事は、その後数年を経て、俺自身に素晴らしい『健康の秘訣』を教えてくれるキッカケになりました。
俺たち人間にとって、最も重要な栄養素は何でしょうか?
結論。
・適度な有酸素運動。
・大量の質の高い水。
これが『一勢の栄養学』上、最も重要な栄養素、です!
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