Issei Hara
心霊体験と神の存在。
2009年 7月 14日 0時 29分 火曜日

心霊体験と神の存在。

まずはじめに、俺は無神論者で、かつ無宗教。信じるものは自分自身で、いま目の前で起きている現実と将来の可能性に焦点を合わせる現実主義者。肉体的・精神的な快楽にすべてを捧げる「超」快楽主義者である。…ってことを前提として、以下の話を聞いてください。

今から書くことは、あまりにも突拍子も無いことです。

「神」とか「霊」とか、そういう類いのスピリチュアルな話です。
そして、他のすべての記事の例に漏れず、これも実話です。


数年前、俺以上に現実主義者で、かつ、最も信頼できる友人の「見た」という一言から、「霊なんて存在しない」と信じていた俺の気持ちが、ほんの少しだけ揺らいでいました。

彼がそう言うなら、「もしかして、ホントに存在するのかも?」って思った。

しかし、俺は見たことが無い。
見たことや経験したことが無いものは、原則的に信じられない。

そこで、この問題に対して、俺は「保留」という態度をとることにした。

今後、俺がもし霊を見ることがあるのなら、そのときは霊の存在を認めよう。
でも、もしこのまま霊を見ることがなかったら、所詮は人の妄想と想像の産物だったということだ。

俺は基本的に無神論者で、「神」や「霊」の存在を根本的に信じていない。
すべての生き物は、命を失うと土に還り、行き着く先は「無」である。
この世には「神」も「霊」も存在しない。

…そう信じていた。

それなのに。


数年前のある夜、俺は霊を見た。

ベッドで横になり、うとうとと眠っていた俺は、人の気配がして目が覚めた。

俺の部屋の真ん中に、女性が立っている。
白くぼんやりと、薄暗い光を放っている。

「霊だ!」

俺は寝ぼけていたが、一瞬で目が覚めた。

同時に俺は恐怖に包まれた。
感覚的に、その霊は「悪霊」の類いだと直感したからだ。

俺は、そいつの存在が許せなかった。

俺の目の前に現れるなら、それは女神様で、神々しく、美しく、一糸まとわぬ姿であるべきだ。

それなのに。
いま俺の目の前にいるコイツは誰だ!?

「幸運の女神」や「運命の女神」ならまだしも、俺の部屋にイキナリ現れやがったこいつは、「悪霊」の類いの存在だ。
「美しさ」など微塵も感じられない。
薄暗い光を放っていて、気味が悪く、醜い。

刹那、俺が抱いていた恐怖心は、みるみるうちに怒りに変わっていった。
許せない。オマエが許せない。オマエの存在が許せない!

俺は、ブチ切れた。

そのときの俺には、それまで体験したことが無い恐怖に対抗するために、「怒り」という強烈な感情が必要だったんだと思う。

「ぶっ殺してやる!!」

俺はベッドから飛び起きると、全身全霊の力を込めて、その女に殴りかかった。

…もちろん、俺の拳はその女に当たるワケが無く、空を切る。

そこで俺は我に返った。

真っ暗闇の部屋の中央で拳を振り上げ、呆然と立ち尽くす俺。

第三者的な視点で客観的に俺の行動を垣間見れば
寝ぼけた俺が、何かムカつく夢を見て、寝ぼけて飛び起きて、部屋の真ん中に歩み寄り、誰もいない空間にむかって、思いっきり繰り出したパンチを空振りさせている。

…そんな状況だ。

女の霊は、その一瞬で俺の目の前から姿を消した。

その女の姿を確認し、俺がベッドから飛び起きて殴りかかるまで、ほんの3〜4秒ほどの出来事だった。
俺は、その一瞬で起こった出来事が、夢だったのか、現実に俺が見たものだったのか、自分でもわからなかった。

夢か?
でも夢だとしてはあまりにもリアル過ぎる。

ほんとうに現実だったのかわからないが、ただ、体験したことは事実だ。


この出来事に結論を出すことができず、そのまま数日が過ぎていった。

そして、「二度目」が訪れた。

俺はまたしても「彼女」の存在を感じた。

このときもやはり、眠っていたときだ。

まずはじめに、俺は金縛りにあった。

目を開くと、仰向けで寝ていた俺の身体の上に、彼女が馬乗りになり、その両手で俺の首を締め付けている。
体温は感じず、温かくも、冷たくもない。
ただ、彼女の体重と、首を絞められている感覚だけは確かに感じた。
かなりの息苦しさを感じていたが、このときも、恐怖心ではなく、猛烈な怒りが込み上げてきていた。

俺は、またしても訪れたこの不可思議な現実を受け入れることができず、許せず、猛烈な怒りを覚えた。

「またオマエかよ!」
「いい加減、ウゼェよ!」
「消えろ!」
「死ね!」

霊に向って「死ね」と言うのも馬鹿げた話だと思うが、それほどまでに俺の怒りは頂点に達し、ヤツの存在を消したい猛烈な衝動に駆られていた。

俺は自分の身体をピクリとも動かすことができなかったが、「金縛りにあったときは、身体の末端を動かすようにすれば解ける」ということを聞いたことがあり、過去にたった一度だけ金縛りにあったときも、その方法を用い、足の指先を動かすようにしたら容易に金縛りから脱出できた経験があった。

俺は、過去に一度だけ経験したその金縛りのときの事を想い出し、右手の小指、その指先を動かすようにして、とりあえず片手だけ金縛りを解く事に成功した。
右手は、自由に動く。
俺はまだその女に首を絞められたままの格好になっていたが、自由になった右手で、その女の首を掴み、引きちぎってやろうと試みた。

そのとき使え得る限り、全力を振り絞り、可能な限りの握力を込めて。生身の人間なら確実に殺すことができるほどの力を込めて、その女の首を握り締めた。

ほんの4〜5秒ほど経っただろうか?

再び俺は、夢から目覚めるように、我に返った。

女の姿は既に消えている。

俺は全身にびっしょり汗をかいている。

仰向けに寝たままの姿勢だったが、やはり、右手は女の首を絞めていたときのままの格好で、ヤツの首を引きちぎるほどの力を込めて握りしめた感覚が、まだ残っていた。

そして、この日以来、その女は現れなくなった。


二度にわたる「女」の出現により、非現実的な体験をしたおかげで、俺は真剣に、それまでまったく信じなかった神や霊の存在について考えた。

俺が見たものは、俺の思考が生み出した幻なのかもしれない。
あの悪霊は、俺自身の思考エネルギーが生み出した負の意識の塊であり、その象徴だったのかもしれない。

あの悪霊を前にして、俺は恐怖や激しい怒りを感じた。
そうした負の感情でさえも、矛先を変えることによって建設的なエネルギーに転換できることを知った。

そう。「エネルギー」だ!

神や霊が存在したとしても、おそらく、所詮は何らかのエネルギーの塊に過ぎないだろう。
物質とエネルギーは互いに転換するという性質を持ち合わせている。

俺は、科学の力で、森羅万象を解き明かせると思っている。
もし仮に、本当に霊が存在しているとしたら、それは未だ科学技術が未熟なだけであり、決して「人智の及ばない」領域なワケではない。

そしてもし、神が存在するなら、彼(彼女)の力はこの世界のすべての物質に宿っているはずだ。
この世界の誕生以来、宇宙開闢以来、すべての物質の内に神の力が宿っているはずだ。

宇宙全体が神の一部であり、森羅万象すべて、漂うチリやホコリ、ゴミでさえも、すべての原子、電子、陽子、素粒子、それらすべて、すべて、、、それは俺たちの身体、肉体や精神を構成するすべての物質についても同様で、、、つまり、俺たちは神の一部。

俺のこの身体にも、この精神にも、俺自身の肉体を構成している細胞ひとつひとつに、神が宿っているはずだ。

そう。「神」ってのは、俺たち自身のことだったんだ。

俺は、俺たちは、神様に取り憑かれている。

つまり、つまり、つまり!

俺が、神である!


こうした結論に行き着くのと時を同じくして、この頃から俺は、ある不思議な体験を「し続けている」ことを自覚しはじめた。

自分にはある種の神がかり的な力が宿っているんじゃないかと自覚しはじめていた。

実は、二度にわたって俺の前に現れた悪霊の女とは別の、霊的な存在に取り憑かれていることを感じはじめていた。

俺の背中に宿るその存在からは、ピンク色のオーラのようなものを感じている。ピンク色の煙のようなものが漂い、それを纏っているような感覚だ。

いま、こうして俺の身に宿っている彼女を、俺は「幸運の女神」、「快楽の女神」、「運命の女神」、またはただ単純に「神様」と呼んでいる。

たったいま、この瞬間にも、俺は、俺の背中に宿る不思議な存在を感じている。

俺はこの一連の経験から、あるひとつの人生哲学を導き出した。

すべては自由だ。ただただもう、無限に広がる自由。

自分は何に取り憑かれると決めるのか?
自分は自らの精神に何を宿すのか?
自分は神であるのか? そうでないのか?

すべて、すべて、自分で決められる選択肢のひとつに過ぎない。

俺は女神様に取り憑かれている。
そして俺は、俺こそが、神、そのものだ。

俺は、あの女の存在を、醜く、悪意を放つあの女の存在を受け入れなかった。

かわりに、俺が受け入れたのは、全裸で、ピンク色のオーラを纏う、美しい女神だった。
淡くて綺麗で可愛い「パステル・ピンク」から過激な「ショッキング・ピンク」まで、グラデーションカラーのオーラを放っている、ある意味、最もHな色である。

こうして、俺は満足した。

俺の人生に裸の女神を受け入れることで。


P.S. 俺の「スタンド」は裸の女神サマ。能力は、俺と俺の身の回りの人間に、あらゆる快楽(精神的・肉体的な)を与えてくれる。

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